やもうど の うた
| 平野惣吉 述/志村俊司 編 |
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| 山人の賦 I――尾瀬・奥只見の猟師とケモノたち |
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猟師の使うあの手この手。ケモノたちの驚くべき知恵と行動。双方の手の内を知り尽くした猟師が語る面白い狩りとケモノの話。奥義を究めたイワナ釣り談義。怖い雪崩の話。シャクシぶちとシャクシ小屋。ネズミ年・飢餓年の話…。
尾瀬の北、2000メートルを超す山々に囲まれ、半年は雪に埋もれる桧枝岐村。そこで農耕のかたわら夏はイワナを釣り、冬はケモノを狩り、木を伐ってシャクシを作って生きてきた85歳の猟師の物語。 その話には苦しかった暮しのかげは微塵もなく、さわやかで、人間の心のやさしさと豊かさが溢れている。 | |
1900年(明治33年)4月3日、
福島県南会津郡桧枝岐村に、平野重太郎の三男として生まれる。
大正9年、現役兵として入隊、除隊後、平野ミヨと結婚し、
平野仲七の養子となって大津岐開拓に入る。
昭和12年38歳で召集され、中国大陸を転戦、帰還後矢櫃平開墾に入り、
終戦後、奥只見砂子平の開拓に参加、現在に至る。
その間、農耕、狩猟、木工、漁労などにより生計を立てる。
本書刊行時、夏は桧枝岐村砂子平、冬は本村に居住。
(株)白日社代表取締役。東京大学文学部フランス文学科卒業。
図書新聞を振り出しに、総合雑誌「日本評論」の編集長、
紀伊国屋書店編集部長、竹内書店編集部長を経て、昭和48年に
白日社を創業、現在に至る。
まえがき
◇山人
貧しい家さ生まれて
山で生まれた者
大津岐の開拓
砂子平の開拓
シャクシぶち
漁師
雪山
犬
◇山のケモノたち
小さなケモノたち
クマ
クマオソ
◇クマ狩り I
クマ狩り場
初めてとったクマ
秋のクマトメ
いい鉄砲買ってから
片貝の七里でとったクマ
一人でとったクマ
大グマ
◇クマ狩り II
跡がくし・跡結び・後ろエビ・後っちゃり
クマに食われた人たち
クマ狩りは
最後のクマ狩り
近詠――短歌六首
あとがき