日本真空の恩人たち−世界一の真空メーカー・アルバックの誕生と成長の物語

日本真空の恩人たち−世界一の真空メーカー・アルバックの誕生と成長の物語

●林 主税 著 ●定価(本体2000円+税)  





”伝説の人”が残した自伝がついに完成!
科学者として一流、技術者として一流、経営者として一流、
国際人としても一流という林さんのような人間が、
今後、そう簡単に出てくるとは思えない。
アルバックという世界企業とその周辺にいる人々の中に、
”林主税DNA”が脈々と受け継がれていく。




林 主税 著   著者紹介
日本真空の恩人たち
  目次
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”伝説の人”が残した自伝がついに完成!
科学者として一流、技術者として一流、経営者として一流、
国際人としても一流という林さんのような人間が、
今後、そう簡単に出てくるとは思えない。
アルバックという世界企業とその周辺にいる人々の中に、
”林主税DNA”が脈々と受け継がれていく。
 


  • 四六判  上製
  • 269ページ
  • 定価(本体2000円+税)

  • ■著者紹介



    林 主税(はやし ちから)
    元株式会社アルバック会長。理学博士。1922 年? 2010 年。
    東京生まれ。中学校時代は台湾南部の都市・高雄で過ごす。1944 年
    東京帝国学理学部物理学科卒業。海軍技術科予備士官。1946年東京帝国大学理学部研
    究員、47 年助手。1956年日本真空技術(株)に入社、技術部長。71 年に代表取
    締役社長、86 年に代表取締役会長。世界の真空技術のトップランナーの一人として、
    その発展に寄与し、政府機関、大学、海外も含む学会などにおいても、多くの要職を
    担った。86 年から「林超微粒子プロジェクト」の総括責任者を務めた。その卓越
    した発想力と実行力は多くの人々を魅了してやまない。



    ■日本真空の恩人たち 目次



    口絵………………………………………p3
    大学を卒業して海軍へ……………………………7
     母の祖父は磯野進/名古屋時代(小学校六年生まで)  父帰る/兄弟のこと/台湾との因縁/高校までは台湾で  小谷先生の物理数学/統計力学と久保亮五先生  海軍委託学生/豊川の海軍工廠へ/豊川工廠での回顧録  芯取り工程の生産性を二倍にした方法  常識はずれの方法でカビの問題も解決/台湾、戦争体験
    嵯峨根遼吉研究室……………………………33
     三日でやめた仕事/本郷の嵯峨根遼吉研究室へ/戦後の物理教室  平田研究室での学位論文「真空の作成と測定における吸着の効果」  真空同好会から真空技術研究会へ/加速器と真空技術  仁科先生と嵯峨根先生の違い  陸軍造兵廠から東大に研究用資材を運び込んだ「嵯峨根組」  大学構内に住み込んで研究をした/アメリカ的バイタリティーと効率主義の体現者  嵯峨根先生に学んだ技術者・研究者の姿勢/叱るばかりでもなかった  長岡半太郎先生とガウン/恥は前進のバネ/原始人の感性  真空放電ー今も使われている円筒形陽極/プライオリティーは無視された  特許訴訟を起こしたが、証拠が消えていた
    日本真空技術株式会社の誕生……………………63
     NRCのリチャード・モース/会社設立の話に共鳴  出資者は財界大物六人/NRC製品の輸入販売  白光舎にNRC真空蒸着装置を納入/東北金属にNRC真空誘導加熱装置の納入  乾燥剤で問題解決/ケイ素鋼板でトランス/嵯峨根研究室に残された面々  森永晴彦さん/もう遅いです/真空技術の将来が見えていた  日本真空の正式社員となる(昭和三一年)
    国産化…………………………………………83
     大井町の六畳から始まった/国産第一号は、住友特殊金属への真空熱処理炉  日本のチタン産業に関するレポート/金属ナトリウム精製装置を東工大へ  モースの来日とMIT/技術より材料が大事  シリコンカーバイドとパワートランジスタ/電子炉ビーム溶解炉  タンタルのビジネスへ/五〇年経っても現役の溶解炉/商品とエネルギーの違い
    初めての外国訪問………………………………103
     アメリカ各地/NRC訪問/アメリカ真空学会  海軍士官/ニューヨーク/ヨーロッパ
    ソビエト連邦と中国……………………………113
     サマーリン博士/テクノプロムでの商談/信頼と友情  バイコフ研究所とモスクワ大学/クレーム/ココム  中国とのLT貿易/中国での経験/CIAと紅衛兵  ドイツのライバル企業のこと/冷戦と文化大革命
    アメリカの友人たち…………………………139
     クリスマスプレゼント/アラン・H・プレステッド  アルバック・ノースアメリカ設立/バイアメリカン  メイク・イット・イーブン/勇気と自信と責任  常識・良識/技術会議と試験運転
    恩人……………………………………………………154
     ベトナム戦争/ディック・モース/アンディ・スタインハーツ  マース・ハブラニアン/ディック・モースはコダックの出身  石川芳次郎/デイトン、レッドヘッド、ホブソン、コールセンの話  MITへの恩返し
    叱られた話………………………………………175
     賃金値上げ闘争/社長の代理人/有益な団体交渉  技術より財務内容を説明せよ/法律をきちんと理解せよ  NRCの変化/ノートン社の買収/日本特有の占有実施権  MITとハーバート
    預かった若者たち…………………………191
     アジアからアルバックへ/インドの青年  中国からの二人の青年/香港からの青年
    判断力………………………………………………201
     松下幸之助さん/「我々」と「我」/二種類の技術  自己判断/中国エリート技術者との会話/東ドイツに渡った標語  ERATOに参加した話/スペースシャトルのチャレンジャー事故
    経営者………………………………………………217
     強い会社/実際は火の車だった/優れた起業家だった浩三さん  因縁の日本電子/出世払いにしてもらった茅ヶ崎工場  経営者は役者のように/役員会と業務会/技術系の人事評価表  技術者の給料/毎日経済人賞/予備と投資  倫理がきちんとした会社でありたい/理系の論理、文科系の論理  五〇年のスケールで会社をみる

    父のこと 朝永陽子………………………240
    林さんの自伝に捧げる 小日向久治………………249
    本書が生まれるまで 松尾義之……………………254
    著者略歴………………………………………260
    人名索引………………………………269




    
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